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HOME制作事例Trail Bum 公式サイト Shopify版

WORKS

公開:2023年 /
https://trailbum.jp

アウトドアメーカー「トレイルバム」のブランディングECサイトをShopifyで構築。

北米の数百キロから数千キロにも及ぶロングトレイル(長い自然遊歩道)を数ヶ月かけて一気に踏破する人をスルーハイカーと呼びます。

Trail Bumは、製品の開発者自らがスルーハイカーであり、スルーハイカーが過酷なロングトレイルに使用する製品を開発しているアウトドアメーカーです。

Trail Bumの魅力は、「長い旅で安心して使える」という一貫した製品コンセプトです。「便利な機能性」より「シンプルで壊れない(壊れても簡単に修理できる)安心感」「流行りのハイテク素材」より「補修用に入手しやすい素材」「目立つブランドロゴ」より「使い手中心の匿名性」。決して流行に迎合せず、自らの経験から生み出す本質的な製品はとても魅力的です。

Trail

サイト構築の目的とデザインについて

小売店と共存:D2Cよりもブランド体験を重視

近年、メーカーがECサイトで自社製品を販売するD2C(Direct-to-Consumer)という販売モデルが増えています。これは、メーカーがSNSを活用して数万人のフォロワーと直接交流することが可能となり、販売を小売店に依存する必要がなくなったことが大きな要因の一つです。

また、D2Cのメリットは、利益率を上げるだけでなく、顧客情報を収集できることにあります。それにより、商品やサービスを改善し、顧客満足度や売上を増加させることができるのです。

しかし、トレイルバムは異なるアプローチを選択しました。

意図的に代理店や小売店と共存する戦略を採用しているのです。

アウトドア用品は、実際に商品を手に取って試したいと思っている消費者が多く、商品を実際に触れて試着できる小売店はブランドの体験の場としてこれからも重要だと考えたのです。

販売店と良好な関係を維持しながら共にブランドを成長させる。

このWebサイトはその関係構築を支え、顧客と販売店の両方にファンになってもらうことを目指しています。

北米のハイキングカルチャーを感じさせるデザイン

小売店のECサイトとメーカーのECサイトでは、役割が異なります。小売店のECサイトは、多数の異なるブランドを扱うため、シンプルで機能的なデザインが適しています。扱う商品点数が多いため、一つ一つの商品を丁寧に紹介するよりも、検索性や一覧性といった機能に重きが置かれます。さらに、数を売る必要があるため、セールや販促のための表現も必要です。

一方、メーカーのECサイトは、販売だけでなくブランドのストーリーや世界観を伝える場でもあります。ビジョンやコンセプト、製品の背後にあるストーリーを伝え、長期的な視点でブランドを育て、ファンを獲得していく役割を担っています。

トレイルバムのサイトでは、快適に商品を購入できる機能はもちろん、ロングトレイルやハイキングの素晴らしさを伝えるコンテンツを揃え、ブランドアイデンティティとして北米のハイキングカルチャーの世界観を表現しました。

キービジュアルには、写真家の中島悠二氏が実際に1か月かけて歩いて撮影したカリフォルニアのロングトレイル「ジョン・ミューア・トレイル」の写真を使わせていただき、商品撮影のモデルにも実際にロングトレイルを歩いたハイカーに依頼しています。

カメラマンとデザイナーも全員ハイカーが担当することでブランドの一貫性とリアリティを追求しています。

クライアント
Trail Bum
事業内容
アウトドア用品の企画、製造、販売
当社担当範囲
コンサルティング / コンテンツ企画・開発 / デザイン / shopify構築
サイト仕様
Shopify
URL
https://trailbum.jp
クレジット
  • Produce : 見元俊一郎
  • Direction : 永田健二
  • Art Direction & Design : 見元俊一郎
  • Text : 土屋 智哉(ハイカーズデポ)、長谷川晋(トレイルブレイズハイキング研究所)
  • Photograph : 中島悠二高橋郁子
  • Front-end Engineering : 仲田礼子
  • Supervisor : 稲垣幸俊、土屋 智哉

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