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お店のパンをおしゃれで美味しそうに撮ることは、SNSやホームページの集客に欠かせません。パンの魅力を引き出すには、ちょっとしたコツが必要です。この記事では、簡単に実践できる4つの撮影テクニックを解説します。
目次
パンの写真を上手に撮る4つのコツ
パンの写真を撮る際は、以下の4つのポイントを押さえることで、魅力的な写真に仕上げられます。
- 構図
パンが主役になるように構図を工夫しましょう。店内の雰囲気や小物を背景に配置するのも効果的ですが、パンを引き立てることが大切です。 - アングル
俯瞰、真横、斜め上など、異なる角度から撮影し、最も美しく見えるアングルを見つけましょう。 - ライティング
自然光を活用し、柔らかい陰影を作ることで、パンの焼き色や質感を自然に引き出せます。光の当て方次第で写真の印象が大きく変わります。 - レタッチ
撮影後のトリミングや色調補正も重要です。適度な加工で写真を美しくできますが、過剰な編集は逆効果になることがあるので注意しましょう。
1. お店の世界観やパンの魅力が伝わる構図を考える
お店の世界観やパンの魅力を伝えるためには、背景や小物を工夫した構図が重要です。ここでは、基本的なポイントからおすすめのアイディアまでご紹介します。
背景や小物に気を配る
パンを撮影する際は、背景や小物にもこだわりましょう。背景や小物は単なる飾りではなく、パンを引き立てる大事な要素です。
例えば、背景をぼかすとパンに自然に視線が集まります。また、暖かい色調の木製テーブルや柔らかな布地は、パンの温かみを強調しますが、背景が主張しすぎるとパンが埋もれてしまうので注意が必要です。
余計なものは写さない
パンが主役になるよう、余計なものが写り込まないようにしましょう。不要なものが写り込むと、雑然とした印象になり、パンが目立たなくなります。
撮影前には必ず周囲をチェックし、不要なものを片付けるようにしましょう。背景をシンプルにすることで、パンそのものが際立ちます。
例えば、白いプレートやシンプルな布地の上にパンを置くことで、パンそのものの色や形が一層引き立ちます。
パンのある風景
パンが並ぶカウンターや店内の雰囲気を感じさせる場所で撮影すると、お店の世界観も表現できます。例えば、窓際に置かれたパンが柔らかな光に包まれているシーンや、テーブルに置かれたパンとコーヒーの写真は、日常の一コマを切り取ったようなストーリー性のある一枚になります。
人の気配を入れる
パンの写真に人の気配を加えてみるのもおすすめです。
例えば、パンを手に取る瞬間や、パンを選んでいるシーンを写すことで、見る人が店にいるような感覚を得られます。人の手や顔が少しだけ写るだけでも効果的です。
また、スタッフがパンを焼いている姿や楽しそうに接客しているシーンを撮影することで、店の雰囲気も伝えられます。
人の気配を感じる写真は、商品の魅力だけでなく店の雰囲気を伝えるのにとても効果的です。
2. パンの魅力を引きだすアングルで撮影する
パンの魅力を最大限に伝えるために、様々な画角やアングルから撮影しましょう。パンの質感や表情を多面的に捉えることで、美味しさや個性を引き立てます。バリエーションを増やすことで、写真が単調にならず、見る人の興味を引き続ける効果もあります。
最適な画角とアングルの選び方
パンの魅力を伝えるためには、画角やアングルの選び方が重要です。店内や背景を含めた全体像を撮る際には広角レンズが便利ですが、広角レンズは画面端が歪むことがあるため、パンの形が不自然に見えることがあります。この問題を避けるため、標準レンズや望遠レンズの使用がおすすめです。(スマホの場合、倍率が大きいほど望遠、小さいほど広角です)
パンの焼き色や質感を強調したい場合は寄りで撮影し、立体感や艶を伝えたい場合は斜め上から(斜俯瞰)撮影すると効果的です。さまざまな角度を試して、最も自然で美しい仕上がりを目指しましょう。
アップや断面撮影など様々なパターンを試す
パンの様々な表情を伝えるためにはアップや断面の撮影など、様々なパターンを試すことをおすすめします。そうすることで、外観だけでなく内部のフレッシュさや焼き加減まで強調することができます。
例えば、パンのクラム(内部の部分)のアップショットでは、ふわふわ感やしっとり感を伝えられます。また、断面を撮影することで、パンの中身や具材のボリュームをダイレクトに表現でき、食欲をそそる効果につながります。さらに、パンをスライスしてその断面を美しく撮影することで、パンの品質を伝えることもできます。
3. パンをおしゃれ見せるためのライティングのコツ
パンを自然でおしゃれに見せるには、ライティングに気をつけましょう。初心者でもきれいに撮るには、失敗しにくい自然光がおすすめです。ここでは、自然光を使った撮影方法を詳しく解説します。
店内では自然光が入る場所で撮る
店内で撮影する際は、窓際や自然光がたっぷり入る場所を選びましょう。直射日光は強すぎて影やハレーションを起こすため、薄手のカーテンや布で光を柔らかくするのがおすすめです。
おすすめは、料理写真でよく使われる斜め逆光です。窓から差し込む自然光を上手く利用すれば立体感のある美しいパンの写真が撮れます。
時間帯は午前から午後がおすすめ
自然光を効果的に活用するには、午前から午後の時間帯が理想的です。この時間帯は光が安定しており、パンの色合いや質感が自然に表現されます。午前中の柔らかい光や午後の斜めに入る光は、パンをより美しく引き立てます。
一方、昼の強い直射光や夕方の低い光は影が強くなり、撮影には不向きです。
光の変化を意識して時間帯を選ぶことで、より美しいプロが撮影したようなパンの写真が撮れます。
スマホ撮影は自然光がおすすめ
スマホでの撮影には、特に自然光の活用がおすすめです。自然光は人工照明に比べて柔らかく、パンの表面や内部のディテールを自然に映し出してくれます。
さらに、自然光を使うことで色味がより正確に表現でき、写真全体にナチュラルな雰囲気を与えることが可能です。
4. 撮影後のレタッチ(写真補正)でキレイに仕上げよう
撮影後の編集や補正も、パンの写真を魅力的に仕上げるために重要です。適度な加工で写真をより美しくできますが、過剰な編集は逆効果になることがあるので注意しましょう。
トリミングする
トリミングは、不要な部分をカットしてパンに視線を集中させるのに効果的です。
背景に写り込んだ余計なものや空間をカットすることで、写真が洗練されます。また、パンの位置や構図がずれている場合、トリミングで画面のバランスを整えることができます。
適切にトリミングすることで、パンの魅力が際立つ一枚に仕上がります。
フィルターや補正は控えめに
パンの写真を編集する際は、フィルターや補正を控えめにするのがおすすめです。過度な加工はパンの自然な色や質感を損なう可能性があります。
フィルターを使う場合は、パンの本来の色味やテクスチャーを引き立てる程度に抑えましょう。明るさやコントラストの調整も、パンの魅力を引き出す範囲にとどめ、全体のバランスを崩さないよう心がけることが大切です。
まとめ
本記事では、お店の世界観やパンの魅力を美しく撮影するためのポイントを解説しました。構図、アングル、ライティング、撮影後のレタッチまで、ぜひこれらのコツを参考に実践してみてください。
この記事が、魅力的で美しいパンの写真撮影に役立てば幸いです。
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