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2025年もIT導入補助金は継続されることが発表されています。
前年度と同様に、ECサイト制作や構築費用は補助の対象外となりますが、業務効率化やDXの推進、セキュリティ対策、インボイス制度への対応に向けたITツールやIT機器を導入する際に補助を受けられます。
そこで、本記事ではIT導入補助金2025の主な変更点やポイント、申請に向けて今からできる事前準備について、わかりやすく解説していきます。
※IT導入補助金2025の詳細が更新され次第、本記事の内容を随時更新予定です。
その他補助金についての記事は下記よりご覧ください。
IT導入補助金2025は、2025年3月31日(月)から受付開始(予定)
IT導入補助金2025の制度概要が、サービス等生産性向上IT導入支援事業事務局のポータルサイトで発表されました。
【IT導入補助金2025】IT導入補助金2025の概要について

IT導入補助金とは
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者のデジタル化と生産性向上を支援する制度です。業務効率化やDXに役立つITツールの導入費用を補助し、企業の競争力強化を後押しします。
補助対象のITツールは、事前審査を通過し、IT導入補助金2025の公式サイトに登録されたものに限られます。対象費用には、システム導入費だけでなく、サポート費用やクラウドサービスの利用料も含まれます。
2025年度は、最低賃金付近の事業者への補助率を引き上げ、IT活用の定着支援やセキュリティ対策を強化しています。申請には、事務局に登録された「IT導入支援事業者」とのパートナーシップが必要です。
2025年度のIT導入補助金については以下の記事で詳しく解説しています。
※IT導入補助金2025の詳細がわかり次第、随時更新予定です。
2025年(令和7年度)のIT導入補助金の補助対象
IT導入補助金2025の主な変更点として、通常枠、複数社連携IT導入枠、インボイス枠(インボイス対応類型)の補助対象である導入関連費、セキュリティ対策推進枠の補助率や補助額が拡充されました。

導入関連費が拡充
ITツールの保守サポート、マニュアル作成等の費用やIT活用の定着を促す導入後の「活用支援」も対象となります。
セキュリティ対策推進枠の補助額が拡充
IT導入補助金2025では、5万円〜100万円だった補助額が5万円〜150万円に拡充されます。また、小規模事業者に関しては補助率が2/1から2/3へ上がります。
通常枠では最低賃金近傍の事業者への補助率アップ
IT導入補助金2025からは、最低賃金近傍の事業者に関して補助率が1/2から2/3へ上がります。
IT導入補助金2025の申請スケジュール
IT導入補助金2025のスケジュールが発表されました。
各公募回のスケジュールは以下の表の通り予定されています。
3月31日(月)から受付開始(予定)となっているため、初回からエントリーできるよう早めの準備を心がけましょう。
通常枠 | ||
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1次締切分 | 締切日 | 2025年5月12日(月)(予定) |
交付決定日 | 2025年6月18日(水)(予定) | |
事業実施期間 | 交付決定~2025年12月26日(金)17:00(予定) | |
事業実績報告期限 | 2025年12月26日(金)(予定) |
インボイス枠(インボイス対応類型) | ||
---|---|---|
1次締切分 | 締切日 | 2025年5月12日(月)(予定) |
交付決定日 | 2025年6月18日(水)(予定) | |
事業実施期間 | 交付決定~2025年12月26日(金)17:00(予定) | |
事業実績報告期限 | 2025年12月26日(金)(予定) |
インボイス枠(電子取引類型) | ||
---|---|---|
1次締切分 | 締切日 | 2025年5月12日(月)(予定) |
交付決定日 | 2025年6月18日(水)(予定) | |
事業実施期間 | 交付決定~2025年12月26日(金)17:00(予定) | |
事業実績報告期限 | 2025年12月26日(金)(予定) |
複数社連携IT導入枠 | ||
---|---|---|
1次締切分 | 締切日 | 2025年6月16日(月)(予定) |
交付決定日 | 2025年7月24日(木)(予定) | |
事業実施期間 | 交付決定~2026年1月30日(金)(予定) | |
事業実績報告期限 | 2026年1月30日(金)(予定) |
セキュリティ対策推進 | ||
---|---|---|
1次締切分 | 締切日 | 2025年5月12日(月)(予定) |
交付決定日 | 2025年6月18日(水)(予定) | |
事業実施期間 | 交付決定~2025年12月26日(金)17:00(予定) | |
事業実績報告期限 | 2025年12月26日(金)(予定) |
自社の経営課題を把握
IT導入補助金2024では「みらデジ経営チェック」の実施が必須、もしくは加点対象となっていました。中小企業庁が提供する「みらデジ」は、企業の経営課題を把握し、ITの専門家に相談、サポートを受けられる事業です。
事前に以下の手順で準備を進めましょう。
特にgBizIDプライムアカウントの取得は必須となるため、まだ取得していない場合は今すぐ取得した方がよいでしょう。
- gBizIDプライムアカウントの取得
(ID発行まで2週間程度かかります) - SECURITY ACTIONで「★一つ星」または「★★二つ星」を宣言
(ID発行まで2-3日かかります。宣言することは要件に含まれます) - 「みらデジ経営チェック」の実施
(通常枠については実施が必須要件となります)
導入すべきITツールとIT導入支援事業者を選定
補助対象となるツールは、業務効率化やDXを支援するもので、事前に事務局の審査を経て補助金の公式サイトに公開(登録)されたものが該当します。
具体例としては、会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、生産管理システム、予約管理システム、勤怠管理システムなどがあります。
※現在、2025年度のITツール・IT導入支援事業者検索(コンソーシアム含む)は準備中になります。
まとめ
今回はIT導入補助金2025の主な変更点やポイント、今からできる事前準備について解説しました。
デジタル技術の活用による生産性向上や業務効率化は、今や事業規模を問わず全ての事業者が取り組むべき課題です。現在、IT導入支援が継続して行われているこの機会に、IT導入補助金を活用して一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
今後詳細がわかり次第、本記事の内容を随時更新していきます。
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