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『Google検索の結果上位に求人情報が表示されるけど、どういう仕組み?』
『自社の採用サイトを掲載するにはどうすればいいの…』
そんな疑問を抱いたことはありませんか?

本記事では、Googleしごと検索の基本や活用のメリット、そして押さえておきたいポイントについて詳しく解説します。無料で利用できるサービスですので、この記事を参考に、ぜひ活用してみてください!

Googleしごと検索(Google for Jobs)とは

Googleしごと検索は2017年に米国で開始されたサービスで、求職者はGoogleの検索画面から直接求人情報を探せます。日本国内では2019年に正式にリリースされ、現在では日本を含む世界中で利用されています。

Googleしごと検索は、企業や求人情報サイトが発信する求人情報を自動で収集し検索結果に表示する仕組みにより、求職者は複数の求人情報サイトをわざわざ訪れることなく、Google上で簡単に職探しができるようになっています。
企業は自社の採用ページやホームページ、求人情報サイトを通じて求職者に直接アプローチでき、認知度の向上に役立てることができます。

今後はAI技術による精度の高いマッチング機能やデータ解析の強化が進み、企業の採用活動の効率化が期待されています。

Googleしごと検索3つのメリット

Googleしごと検索には、「無料で掲載できる」「高度なフィルタリング機能」「求人情報の視認性向上」という大きなメリットがあります。
以下、それぞれのメリットについて詳しく解説します。

無料で掲載可能

Googleしごと検索の最大のメリットは、求人情報を無料で掲載できることです。多くの求人サイトでは掲載費が発生しますが、Googleしごと検索はコストをかけずに幅広い求職者にリーチできるため、採用予算が限られる企業にとって大きなメリットになります。

さらに、自社の採用サイトや採用ページをGoogleしごと検索に対応させることで自社サイトへのアクセス増が見込めるため、コスト削減だけでなく求職者との接点が増え、採用後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

充実したフィルタリング機能

Googleしごと検索の2つめのメリットは、充実したフィルタリング機能が備わっていることです。求職者は勤務地、職種、雇用形態、給与範囲、勤務時間など、具体的な条件を設定して検索を絞り込むことができるため、希望条件にマッチした求人を効率的に見つけられます。
このフィルタリング機能によって、企業もターゲットとなる求職者へより的確にアプローチでき、求人情報のマッチング精度が向上します。

フィルタリングの精度の高さが、Googleしごと検索の利用価値をさらに高めているといえるでしょう。

求人情報の視認性アップ

Googleしごと検索を活用することで、企業の求人情報が通常のGoogle検索結果の上部に表示されやすくなります。
求職者が「求人」「仕事」などのキーワードでGoogle検索をすると、Googleしごと検索に対応した求人情報が優先的に表示され、より多くの求職者の目に留まりやすくなり、リンクを通じて求人サイトへのアクセス増加が期待できます。

また、Googleしごと検索の上位表示のルール詳細は公表されていませんが、基本的にGoogleのガイドラインを遵守することが重要とされています。

Googleしごと検索に表示する方法

Googleしごと検索に求人情報を表示する方法は、2つあります。自社の採用サイトや採用ページを活用する方法と求人情報サイトを利用する方法です。

自社の採用サイトがある場合、Googleしごと検索に対応したマークアップを施すことで、求人情報が自動的にGoogleの検索結果に反映されるようになります。

一方、求人情報サイトを利用すれば、すでにGoogleしごと検索に対応しているサービスを介して求人情報を掲載するだけで、手軽かつ便利に利用できます。

どちらの方法を選ぶかは、企業の採用体制や予算に応じて選択するのが良いでしょう。

自社の採用サイトを活用する

自社の採用サイトを活用してGoogleしごと検索に求人情報を表示するための簡単なステップを解説します。

  1. 求人情報の準備
    ミスマッチを防ぐためにも職種、勤務地、給与、雇用形態、応募方法など、求人情報を具体的かつ明確にしておきましょう。
  2. 構造化データのマークアップ
    Google推奨の形式(例:Schema.orgの「JobPosting」)で求人情報をマークアップし、Googleが理解しやすいようにします。
    注意点:求人ページは1ページにつき1つの求人情報のみです。複数の求人情報がある場合や、構造化データとコンテンツが一致しない場合スパムとみなされます。
    求人検索用の求人情報(JobPosting)の構造化データ
  3. 自社サイトへの掲載
    マークアップした求人情報を自社の採用サイトにアップロードします。Googleしごと検索は求人情報を収集して表示するのみで応募機能はありません。自社の採用サイトからの応募になるため、求職者にとって分かりやすく魅力的なコンテンツを掲載することを心がけましょう。
  4. Google Search Consoleで確認
    Google Search Consoleで求人情報が正しく表示されているか確認し、必要な修正を行います。
  5. 定期的な更新
    求人情報を定期的に見直し、募集が終了した求人は削除するなど、常に情報は最新に保ちます。

求人情報サイトを利用する

求人情報サイトを利用してGoogleしごと検索に求人情報を表示する方法は、採用サイトを持たない企業にとって手軽で便利な選択肢です。但し、求人情報サイトの利用には掲載料がかかりますので確認が必要です。

Googleしごと検索に対応している主な求人サイトは以下になります。

  • Indeed
  • リクナビNEXT
  • マイナビ転職
  • 求人ボックス
  • エン転職
  • DODA
  • ジョブメドレー
  • LinkedIn
  • ハローワークインターネットサービス
  • キャリコネ
  • Green
  • Wantedly
  • ビズリーチ
  • フロム・エー ナビ

Googleしごと検索を効果的に活用するポイント

Googleしごと検索をより効果的に活用するためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。以下のポイントを解説します。

  1. 求人情報を詳細に記載する
    職種名、企業名、勤務地、給与、仕事内容などの詳細な要項を明記します。これにより、Googleが求人情報を正確に理解し、検索結果での関連性を高めます。
    具体的な情報が求職者の検索意図に合致すればクリック率の向上にもつながります。
  2. キーワードの最適化
    求人情報には、求職者が使用するであろう関連キーワードを含めることが重要です。具体的な職種名やスキルをタイトルや説明に組み込むことで、Googleしごと検索において上位表示されやすくなります。また高精度なマッチングは、応募率の向上にもつながります。
  3. 構造化データの活用
    求人情報を構造化データとしてマークアップすることで、Googleがより効果的に情報をインデックスできるようになります。これにより、検索結果における視認性が向上し、関連性の高い情報として認識されやすくなります。
  4. モバイルフレンドリーなデザイン
    求人ページはモバイルデバイスに最適化しましょう。Googleはモバイルユーザー向けの最適化を評価しており、モバイル対応が不十分な場合、上位表示が難しくなります。
    スマートフォンでの操作性を意識した使いやすいデザインにすることで、応募率を向上させることができます。
  5. 定期的な情報更新
    求人情報を定期的に見直し常に最新であることが重要です。Googleは新しい情報を重視するため、定期的に更新することで、検索結果において評価が向上します。また、応募者に対しても信頼性を向上させることができます。

まとめ

Googleしごと検索は、無料で求人情報を掲載できるだけでなく、高度なフィルタリング機能や高い視認性を備えており、幅広い求職者に効率よくリーチできます。

掲載方法には、自社の採用サイトを活用する方法と求人情報サイトを利用する方法があり、企業の状況やニーズに応じて選択できます。

本記事を参考に、Googleしごと検索を効果的に活用し、理想の人材との出会いのチャンスを広げましょう。

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