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「ホームページの運用を任されたけど実際に何をすればよい?」
「外注に丸投げしたいけど・・・何をどう依頼すればよい?」

ホームページで継続的な成果を上げるためには、定期的なメンテナンスはもちろんのこと、集客や売上目標の達成に向けた効果的な運用が求められます。

とはいえ、ホームページの運用業務って何をすればいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ホームページ運用の重要性や気になる業務内容と合わせて外注する際のポイントなどについて紹介していきます。

ホームページ運用業務の重要性

近年SNSの普及により情報発信の場はSNSがメインになっていますが、企業やお店のホームページは顧客との重要な接点であることに変わりありません。ホームページを効果的に運用することで、多くのメリットを受けることができます。

運用業務の役割

ホームページの運用業務の主な目的は、サイト上の情報を最新のものに更新し、ユーザーに最適な情報やサービスを提供することです。一方、保守はサイトの安定した稼働を確保し、トラブルが発生した際に迅速に対応することを目的としています。

運用業務の重要性

ホームページの情報が古く更新されていない、またはサイトにアクセス障害やエラーが発生した状態で放置されている場合、顧客の信頼を失ってしまいます。最新情報が更新されており、常に安全にアクセスできる状態を保つことは、ビジネスの信用性とブランドイメージを維持するために不可欠です。さらに、定期的な運用作業によって、サイトの不具合やセキュリティリスクを早期に発見・対応することができ、安全なサイト運営を行うことができます。

ホームページ運用業務の内容

ホームページの運用業務は多岐にわたります。ウェブ担当者にとって、その全容を把握することは必須です。ここでは、ホームページ運用の主な業務内容とそれぞれの役割を詳しく見ていきましょう。

コンテンツの更新

ホームページ上のコンテンツは、訪問者の興味やニーズに応じて定期的に更新する必要があります。新商品の情報、キャンペーン、イベントの案内など、最新の情報を提供することで、ユーザーのリピート訪問を促進し、ビジネスの成果に結びつけることができます。また、検索エンジンの評価も新しいコンテンツを重視する傾向にあるため、定期的な更新はSEOの観点からも非常に重要です。

問い合わせ対応

ホームページは、顧客や利用者からのお問い合わせを受け付ける主要なチャネルとして機能します。迅速かつ適切に反応することで、ビジネスの信頼性を高めるだけでなく、新たな商談や販売機会への道を開く可能性があります。顧客満足度を向上させることが期待できるため、専用の担当者やシステムを設けて管理することが望ましいです。

アクセス解析

アクセス解析は、ホームページの訪問者の行動や傾向を数値で把握するための業務です。どのページが多く閲覧されているのか、どのページから離脱しているのか、どのキーワードで訪れているのかなどの情報は、ウェブサイトの改善ポイントやマーケティング戦略の見直しに不可欠です。定期的な解析により、ユーザーのニーズに合わせた最適化を行い、効果的なホームページ運用を進めるための方針を立てることができます。

サーバー・ドメイン管理

ホームページを公開するためのサーバーやドメインは、サイトの基盤となる要素です。サーバーの選定や設定、定期的なバックアップ、ドメインの更新・管理などは、サイトの安定稼働やアクセス速度、セキュリティに大きく影響します。サーバーのダウンやドメインの失効は大きな信頼の損失となるため、定期的なチェックと維持が絶対的に必要です。特に中小企業やお店の担当者は、これらの基本的な業務を確実にこなすことで、サイトの信頼性を維持することができます。

外部ツール・ライセンス管理

多くのホームページでは、様々な外部ツールやプラグインが使用されています。これらは、ホームページの機能向上やユーザビリティの向上に貢献していますが、その管理も運用業務の一部です。更新の必要があるツールや、ライセンスの更新時期、そして互換性の確認など、これらを適切に管理しなければサイトの不具合やセキュリティの脆弱性を生むリスクがあります。定期的な確認とアップデートを怠らないことで、サイトの品質と安全性を確保することができます。

セキュリティ対策・メンテナンス

インターネットの世界では、常に新しいセキュリティリスクが生まれています。そのため、ホームページのセキュリティを維持するには、定期的な更新やメンテナンスが不可欠です。未知の脆弱性をつかれることなく、ユーザーや顧客の情報を守るためには、最新のセキュリティ対策を適用することが必要です。また、万が一の障害や攻撃に備えて、定期的なバックアップも行うことで、迅速な復旧を図ることができます。

緊急時の障害復旧

いかに万全の対策を講じても、予期せぬトラブルや障害は発生する可能性があります。そうした緊急時に、迅速かつ適切に対応する能力は、ホームページの運用業務の中でも特に重要なポイントとなります。障害の原因を特定し、速やかに復旧させる手順や体制を整えておくことで、ダウンタイムを最小限に抑えることが可能です。また、顧客やユーザーへの迅速な情報提供と対応も、信頼を損なわないためのキーとなります。

ホームページ運用業務を外注する際のポイント

ホームページの運用業務は専門的な知識や技術が必要な分野であり、多岐にわたる業務をすべて自社内で完結させるのは困難です。そのため、運用業務を外部の専門業者に委託することを検討する企業も増えてきています。しかし、外注する際には注意が必要です。どのような業者を選ぶべきか、またその際のポイントは何か、以下で詳しく解説していきます。

業務内容と相場を事前に把握する

外注する際の最も基本的なポイントは、自社が必要とする業務内容とその相場をしっかりと把握することです。どのような業務を外部に委託したいのか、具体的に明確にすることで、適切な業者選びが可能となります。また、外注の相場を知ることで、適正なコストでの契約が望める上、予算計画も立てやすくなります。不明点や疑問点がある場合は、いくつかの業者に相談し、複数の見積もりを取得することも効果的です。

ホームページの運用目標を明確にする

ホームページの運用を外注する場合、運用目標を明確に伝えることが不可欠です。これには、訪問者数の増加、コンバージョン率の向上など、具体的なKPI(Key Performance Indicator)を設定することが役立ちます。明確な目標があることで、外注先も具体的な戦略や提案をしやすくなり、同じ方向を向いて目標達成を目指すことができます。また、進捗のチェックや評価の際にも、目標とのギャップを確認しやすくなるため、効果的な運用が期待できます。

ホームページ管理にかかる費用の内訳や相場に関しては以下の記事でも解説しています。

ホームページ運用で効果をあげるポイント

ホームページの運用で効果を上げるためには、課題と目的を明確にし、適切な効果測定を実施する必要があります。

課題と目的を明確にする

ホームページの運用を始める前に、その背後にあるビジネスの課題や目的を明確に定義することが重要です。例えば、商品の販売促進を目的とするのか、ブランドの認知度向上を目指すのか。また、ユーザーのニーズや期待に応えるための情報提供が主な課題であるのか、それとも競合との差別化を図ることが主な課題であるのか。これらを明確にすることで、ホームページのコンテンツやデザイン、運用方針を適切に策定することができ、結果的に効果的な運用が実現します。

GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの活用

ホームページの運用において、アクセス解析や施策の効果を定量的に測定するツールは必須です。特にGoogleアナリティクスは、ユーザーの行動や流入経路、コンバージョンなどの情報を詳細に把握することができるツールとして非常に有効です。これを活用することで、どのコンテンツが訪問者に受け入れられているのか、どのページで離脱が多いのか、などの情報を得ることができます。

また、Googleサーチコンソールは、ホームページがGoogle検索でどのように表示されているか、どのキーワードで訪問者が流入しているかなどの情報を提供してくれます。これらの情報を元に、サイトの最適化やコンテンツの改善を行うことで、さらに効果的なホームページ運用を目指すことができます。

まとめ

今回はホームページ運用の重要性や業務内容、外注する際のポイントなどについて解説しました。

運営するサイトの種類により業務内容は変わりますが、一般的にはホームページ運用業務としては以下のような項目が挙げられます。

  • コンテンツの更新
  • お問い合わせ対応
  • アクセス解析
  • サーバー・ドメインの更新管理
  • 外部ツール・ライセンス管理
  • セキュリティ対策・メンテナンス
  • 緊急時の障害復旧

それぞれの業務においては高い専門性が求められるものもあるため、一人の担当者が全てをこなすことは難しいでしょう。

運用業務を行う上で押さえておくべき大切なことは、「ホームページの運用目標を明確すること」と「適切な効果測定を実施すること」です。

コンテンツの企画や簡単な更新業務、お問い合わせ対応などは自社の商品やサービスを熟知した社内スタッフが対応した方が品質が高い内容を提供できるでしょう。また、ライセンス管理や契約管理なども自社で行うべき内容となります。

一方で専門知識が必要な更新業務やアクセス解析、セキュリティ対策・メンテナンス、緊急時の障害復旧などは専門性の高い領域となるため、社内に対応できる人材がいない場合はプロの専門業者に相談するのもひとつの方法です。

自社の運用目標をしっかりと定めて、優先度の高い業務に社内外のリソースを投下することで、ホームページ運用を成果へとつなげましょう。

弊社では豊富な運用実績とデータ分析に基づくサイト診断や運用サポートに関する無料相談を承っています。オンライン相談も実施していますので、お気軽にご相談ください。
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